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これまでの歩み

2008年6月17日

ニュージーランドの茶室 小屋組完成!!

屋根の部分の仮の小屋組が完成した。今回出来ているのは屋根部分だけで、それより下はまだ刻まれていない。竹下建設、竹下棟梁に屋根が出来たと連絡があり、屋根原寸確認の為、竹下建設作業場へ向かった。

屋根は副棟梁のアレンジが加えられ、すばらしい作品に仕上がっている。

ケラバの部分が茶室にふさわしい蓑甲(みのこう)になり、隅棟部分の軒先が2寸ほど反り上がる形に、茶室らしく素晴らしくなった。

ここで良い意味での問題が発生!当初の予定ならば、刻み袖でケラバをスッキリ仕上げる予定だったが、蓑甲(みのこう)にアレンジしたのでいかにスッキリシンプル見せるのが職人の腕の見せ所だ。

そもそも茶室には瓦が全体的に使わ れる事は少なく、棟の一部分だったり、庇部分だったりで、今回の様な全体を瓦で・・・は大変めずらしい。 なぜなら今回は現地の理由があるのです。

通常は、平部分を檜皮や銅板などでスッキリ仕上げるのだが、建築地のニュージーランドの治安を考えると、銅板などを剥ぎ取られる恐れがあるので、このプロジェクトでは瓦が一番適していると考えられる。 

ニュージーランドの治安だが、かつて世界で最も安全な国の一つといわれ たニュージーランドも、近年では若干ですが犯罪は増加傾向にあります。オークランドに代表される都市部では、暴行事件、窃盗(特に置き引き)、空き巣、車両荒らし・自動車盗難、性・薬物関連の犯罪が多くなってきています。

建築地のニュープリマス市は田舎で安心できそだが、用心に超した事は無いので、銅板はやめておいた方が良いのかもしれない。

この副棟梁のアレンジだが、檜皮で葺けば軽く大変センスのいい構造だ。しかし瓦でいかに、見た目を重たく見せずに、古(いにしえ)の伝統建築を海外に伝えるかがテーマとなりそだ。そこで予定していた軒先一文字瓦を野郎軒瓦( 鎌軒瓦)に変更そして蓑甲を本葺平の重ね葺きに良くアレンジして行く予定だ。

 

予定している軒先瓦。

 

この後は瓦の手配や刻み作業の予定している。

あとは茶室部分の柱の仮組みが8月に副棟梁が予定していてテレビ局の取材がありそなので弊社も気合を入れている。

2008年5月24日

高木園 




2008年4月10日

日本通運 海上輸送コンテナ 打ち合わせ。

 

 海上輸送に使用する予定の海上コンテナ 20フィート と40フィート、今回は40フィートが一番効率が良いと日通さんがお話していました。

 

 

 

 

3月9日12月の着工に向けて、海上輸送コンテナでの輸出を依頼する可能性がある海運業者の日本通運さんとお打ち  合わせさせて頂きました。東京国際輸送支店 小野氏を始め、梱包業者の日通商事株式会社さんが東京から、みえて頂きました。 

瓦の梱包の打ち合わせをさせて頂いたのですが、(写真参考)弊社が現在日本国内で輸送する為に梱包されている荷姿を写真でお見せしました所、これでは完全に割れるとの事でした。

と、と、言う事は、瓦をプチプチで一枚づつすべて梱包しなくてはいけないらしです。これはかなりの重労働です。。このプロジェクトでは瓦のパレット数は6パレット近くになりますが、梱包緩衝材などを含むと、倍以上パレットになるかもしれません。となると通常の40フィートコンテナで瓦が全て埋まってしまいそうです。 

各社ホームページ

日本通運 国際輸送支店

日通商事株式会社

その他、通常海外の毒虫とかが相手の国内にはいらないように、輸出時に、燻蒸(くんじょう)といって木の中にある微生物を殺す消毒作業をしなくてはなりません。

燻蒸といっても国際基準での場合、日通商事さんが出来るのは、芯温が70度まで達しる高温のスチームで30時間ほど窯の中に入れて放置、蒸し焼きにする方法だそうです。

今回は日本の木材を輸出するのですが、通常日本は木材を他 国より輸入することはあっても、日本の木材を輸出する事はあまり無い為、  日本での燻蒸は梱包資材用木がほとんどだそうです。

出来れば日本の乾燥した材料を木をスチーム燻蒸するのは避けたい所ですね、高温スチームで日本の檜が、どこまで耐えられるのか。

日本の伝統的なほぞ工法が、スチームをかけてしまって、反たりしないか大丈夫なのか、全くわかりません。。心配です。

 

 

 

日本の農水省のホームページに梱包資材ですがこんな事とが書かれています。

 

農水省ホームページこちら

 

 

Ⅰ 要求の概要
1 対象

・木材こん包材:品目の支持、保護又は運搬に用いられる木材又は木材製品(紙製品を除き、ダンネージを含む)
・木材こん包材にはダンネージ、クレート、フィレット、スペーサー、パレット、ドラム及びリールが含まれる。国際基準NO.15ではpeeler coreは対象から外れているが、NZは、木材こん包材としてpeeler coreを用いた場合、規制対象とする。

以下のものについては本規則の対象とならないが、①~③についてはそれぞれ別の規則で制限される。
① プライウッド、OSB、ファイバーボード、ベニヤ及びチップボードなどの加工木材で全てが構成される木材こん包材
〔Import Health Standard Wooden Panels from All Countries (
http://www.biosecurity.govt.nz/imports/forests/standards/non-viable-forest-produce/wooden-panels.htm)〕

② のこくず、木毛及びかんなくずなどの木材こん包材
〔Import Health Standard Sawdust, Wood Chips, Wood Shavings, and Wood Wool from All countries(
http://www.biosecurity.govt.nz/imports/forests/standards/non-viable-forest-produce/sawdust.htm)〕

③ 生きた動物の運搬に用いられたクレート及びワインバレル
〔Import Health Standard Woodware from All Countries(
http://www.biosecurity.govt.nz/imports/forests/standards/non-viable-forest-produce/woodware.htm)〕

④6mm以下の木材

2 消毒の内容

(1)特別条件
ア 規制病害虫がないこと
イ 葉、土壌等の付着物がないこと
ウ 樹皮がないこと
(2)消毒基準
ア 国際基準NO.15に従う場合
(a)熱処理 木材の中心温度が56℃で30分間
(b)臭化メチルくん蒸 次の投薬量に基づき、10℃以上で、少なくとも24時間くん蒸処理すること。

温度(℃) 投薬量
(g/m3)
最小濃度(g/m3)
2時間 4時間 12時間 24時間
21℃以上 48 36 31 28 24
16℃以上 56 42 36 32 28
10℃以上 64 48 42 36 32
注:16時間の臭化メチルくん蒸を行い、国際基準NO.15のマークが付された現存する木材こん包材については認められる。


イ その他認められる消毒方法
(a) 燐化水素くん蒸 (材厚50mm以下、含水率25%以下の木材こん包材にのみ適用できる)
10℃-30℃で単位薬量1.41g/m3により72時間くん蒸
(b) NZが認める防腐剤処理 (詳細条件については規則のAPPENDIX3を参照)

3 消毒済みマークの表示

 次のいずれかにより証明すること。
(1)国際基準 No.15に従って処理を行った場合は、国際基準 No.15の付属書Ⅱによりマーク表示(輸出用木材こん包材消毒実施要領(平成15年10月16日付け消費・安全局長通知)別記様式4の押印)をすること。マーク表示は輸出用木材こん包材の両側少なくとも2カ所以上に表示すること。
(2)その他の方法で処理を行った場合は、消毒処理した旨の記載のある植物検疫証明書または消毒証明書を添付すること。

4 実施月日

 当該規制は、2006年5月1日から実施する。
注:段階的導入期間として、6月30日までは検査で病害虫が発見された木材こん包材について消毒、返送又は廃棄される。また、不適合の木材こん包材については輸入者に通知される。7月1日以降は厳格適用される。

5 不適合の場合の処理

 消毒済みマークの表示(証明書)がない場合及び木材こん包材に規制病害虫が発見された場合は、返送、廃棄または消毒される。樹皮、土壌または有機物(葉、小枝)の付着した木材こん包材は除去(可能な場合のみ)又は消毒、積戻しあるいは廃棄される。

2008年3月 7日

茶室匠集団集まる。

2008年3月5日に先日の視察を踏まえて綿密な工程打ち合わせが行われた。

参加者は伊豆の国市茶室建築の竹下建設 数寄屋匠竹下氏 伊豆の国市 庭師 高木園 高木氏 TS design(ティーエス デザイン)代表 土屋孝司茶室設計士 そして屋根工事 渡邊商店 が参加し、伊豆の国市 高木園 本社 2階打ち合わせ室にて行われた。

今回の視察でわかった事がかなり多い。まず食事の事などだ、職人さんの食するものは必ず日本食だ。なぜならパワーが出ないからだ。日本食をニュープリマス市内探すのは大変困難なことだ。まず日本食レストランは一軒もない。自炊する事になりそだが、今回の視察で白米をスーパーなどで買ってみたが 日本の米とすべてが違い、炊き方などの違いもありなかなかうまく炊けないのが現状だった。 やはり検疫を通してもらっても米は自分たちで持って行くべきか。

工程の打ち合わせも行われ、職人さんの渡航スケジュールなどを話合った。職人さんの中には仕上げ工事まで待たないといけない職種などがあり一度行けばなかなか帰れないので、外国で日本建築を日本の職人で建築するとなると日本で行うよりはるかに大変だ。

瓦工事も今回も竹下棟梁が墨出しの時に軒先の瓦割りをさせて頂き、カットできる瓦は事前にカット瓦を作ってしまう工法で行こうと思う。

カットした瓦は1枚づつ緩衝材(プチプチ)で梱包するのだが、これがかなり大変だ。オマハの過酷な梱包作業を思い出してしまう。100パーセント割れないようにしないといけないのだが、今回海上コンテナは、太平洋を真っ直ぐ下に下る為、大きな揺れが予想され恐らく何枚かの破損瓦が出ると予想される。

具体的なスケジュールはまだ分からないが、来年春の完工を目指すと、ニュージーランドで市民レベルでの国際交流を目指しているお施主様 A氏は語る。