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2・現在施工中

S寺様 屋根替え工事

 4月3日 静岡市清水区村松にあるS寺様の境内内の桜の下で本堂他屋根替え工事の着工式が行われました。
工事の安全を願い、天気もよく盛大に行われ工事大成功の予感漂う着工式となりました。
檀家の皆様をはじめ御住職様、設計監理の先生ありがとうございました。

この下図面のように『天平の甍』唐招提寺のような鴟尾をのせる予定です。

鴟尾(しび)とは、瓦葺屋根の大棟の両端につけられる飾りの一種である。訓読みではとびのおと読む。沓(くつ)に似ていることから沓形(くつがた)とも呼ばれる。

寺院・仏殿などによく用いられ、後漢以降、中国では大棟の両端を強く反り上げる建築様式が見られる事から、これが中国などの大陸で変化して3世紀から5世紀頃に鴟尾となったと考えられている。

唐時代末には鴟尾は魚の形、鯱(海に住み、よく雨を降らすインドの空想の魚)の形等へと変化していった。

瓦の伝来に伴い、飛鳥時代に大陸から日本へ伝えられたと見られている。主に建物の火除けのまじないにしたと考えられている。材質は主に瓦、石、青銅などがあり様々だ。

燦然と輝く『平成の甍』を頭に描きながら、これから7ヶ月間の予定でS寺開創500年記念 平成大改修事業に入ります。

 

 

 

 

 

 

    

2008年4月 2日

藤枝市 S寺 位牌堂

現在施工に入っている静岡県藤枝市谷稲葉にあるS寺の工事状況です。

位牌堂の解体工事はプロの解体業者さんが解体しております。

こちらのお寺さんは七福神巡りで、福禄寿尊天が祭られてる事でも有名です。

 

 

 

 

 

合わせて他の建物でも解体が始まり、棟の部分からは棟札が発見されました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

発見された棟札、棟梁は藤枝村の青島大工さんでした。昭和2年の話ですけど。

棟札は上棟の際に、建建造の年月日や施主・大工などを記して後日に伝えるために作成され、天井の棟木などに打ち付けられた板札のことです。棟札は守護札であると同時に、その建物の戸籍書のような大切な御札なのです。

お寺の代が替わっても建物がある限り、半永久的に残って行くものです。

今棟札は 古文書のみでは語りきれなかった地域の歴史や、建立に関わった人々の信仰の様相までも読み取ることができる資料として、新たな視点からの注目を集めてきています。しかし、その反面、棟札と言ってもそれが何であるかを知る人が少ないこともまた事実なのです。

横浜歴史博物館などでも中世の棟札といったタイトルで企画展覧会などが行われるなど、建築のタイムカプセルとして注目されています。

2008年4月 1日

清水区R津寺(Rしんじ )様の塀工事

 

3月31日 2年ほど前に新築本堂の屋根瓦工事を施工させていただいた
R津寺様の塀工事が完了しました。
鬼瓦は数珠掛け、丸に桔梗紋入り鬼での弊社の鬼師 作です。
シンプルな形ですが桔梗も立体的に
鬼瓦の輪郭も柔らかく表現できたのでは。


<R津寺> Rしんじ
臨済宗妙心寺派の古刹で、江戸時代には小島藩主滝脇松平家の香華寺として藩主の厚い庇護を受けました。小島藩3代藩主昌信公の墓所があるほか、静岡県県・市指定天然記念物に指定されているトウツバキなどがあります。
<交通>JR興津駅からバス・三保山の手線但沼車庫行き30分・栗原下車

 

 

            

 

               

 

2008年3月15日

MF寺 御門工事

平成17年に屋根の葺き替え工事をさせて頂いた東京都大田区南千束の文化庁 登録有形文化財の妙F寺祖師堂(旧七面大明神堂)に行ってきましたので写真を撮ってきました。

登録有形文化財の登録制度は、近年の国土開発や都市計画の進展、生活様式の変化等により、社会的評価を受けるまもなく消滅の危機に晒されている多種多様かつ大量の近代等の文化財建造物を後世に幅広く継承していくために作られたものです。

これは届出制と指導・助言・勧告を基本とする緩やかな保護措置を講じる制度であり、従来の指定制度(重要なものを厳選し、許可制等の強い規制と手厚い保護を行うもの)を補完するものです。(文化庁より)

妙福寺は、洗足池の東池畔に位置し、寺伝によれば、日蓮聖人が 池畔の松に袈裟を掛けて、手足を洗い休憩した地を霊場として、御松庵として開創されたという。昭和二年(1927)に浅草にあった妙福寺と合併し、今に至っている。


 このお堂は、天保四年(1833)に、七面大明神堂として再建されたが、後年、現位置に移築し、現在は祖師堂として使用されている。
 正面向拝部分は、昭和に増築した部分だが、他の部分は内外共に改造跡は見られず、江戸後期の寺院建築様式を伝える遺構として貴重な建築物だと思う。


 今回は門の工事で御世話になりました。瓦は簡略本葺型で仕上げました。本葺瓦は簡略式の1.5倍の重量がある為門での使用はかなりの荷重が門にのしかかります。

 ルーフィングの状態                                                                                             

 

 

 

 

 

 

 パッキンをのし瓦の間に入れて築地工法で作業を行います。次の写真でも分かるように、弊社では曲線の多い社寺建築では熨斗瓦は常に曲がっているてり熨斗を使用します。てり熨斗を使用する事によって、曲線の建物をさらに瓦で曲線美を追加していきます。

 

 

  

 熨斗瓦と熨斗瓦の微妙なつなぎ目この継手の隙間が遠くから見たときに真っ直ぐに見えます。

 

 

 

 

 完成しました。

2008年2月 6日

藤枝市S寺まもなく着工

藤枝市にあるS寺を約80年ぶり本堂を改修工事する事になりました。今日は本堂葺き替えの時に使用す る、軒瓦や掛け瓦の家紋を取りにお邪魔しました。

お寺様の本堂と客殿の間に入り口があり、そこの引き戸のガラス部分に家紋がありましたので、特殊な道具を使い、半紙に家紋を写しました。

現場には藤枝にあるS工務店さんもみえておりました。打ち合わせでは足場をどうしようか、レッカー車を据え置きにしようか、など相談させていただきました。瓦降ろしには静岡市清水区の清見寺の屋根改修工事でも使用したモノラックも良いのでは・・と提案させて頂きました。

こちらのお寺さんは、参道途中に3mくらいの古い石の階段があり重機の搬入、搬出ができないのが大変な現場です。それ以外は大変広く 作業がしやすそうです。