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2・現在施工中

2008年7月 5日

掛川市竹の丸屋根工事

竹之丸屋根工事が始まりました。竹の丸とは、おさらいしてみましょう。

もともと江戸時代の侍屋敷跡で、城の守りとして大薮があったことから竹の丸と呼ばれていました。 廃城のため明治年間に市内の資産家松本家の所有地となり、現存する邸宅が建てられました。

昭和十一年に掛川市に寄贈され現在までは柔道、弓道の練習場として市民に開放されたほか、掛川市職員の厚生施設として利用されていました。

(竹の  丸前看板より)掛川城の北郭にあることから、本来「北の丸」と称すところ、竹林が生い茂っていたことから「竹の丸」と呼ばれるようになりました。

   

伝統的な木造平屋建ての主屋と、ステンドグラスの入った欄間などがある和洋折衷の2階建ての離れは、平成19年1月30日、掛川市の有形文化財に指定されまし た。瓦は特注で作り、写真のように葺足も大変短いです。

 

葺き方ですが、最新の縦の桟を打つ工法に、重量など総合的に判断され従来の土葺きから空葺きに変更されました。

下写真 完成写真です。

top-img.jpg

2008年6月25日

鴟尾・鬼瓦祈願文刻字の旅

6月11日、S寺 N條暁秀住職さんと檀家さんたちと奈良県瓦センター(協)に鴟尾・鬼瓦祈願文刻字の旅に行ってきました。

瓦へのへら書きは木工事の棟札のように五十年後、百年後、何百年後の人々へのメッセージとなり、瓦に彫って書くので半永久的に残るものです。

行きは【唐招提寺の鴟尾にまつわる謎】のDVDを見ながら鴟尾の勉強会です。


唐招提寺の鴟尾は約千二百年の間、金堂を、その歴史を見守ってきました。


本能寺さんの鴟尾も千年の間、本堂を歴史を見届けてほしいとの思いをこめ祈願しながらの刻字です。


遠い未来に夢をはせながらの旅路は希望に満ちた思いになりました。
今回の旅をご計画された御住職様、檀家様。

ありがとうございました。

奈良瓦センターとは、神社仏閣などの瓦に携る組合員で構成される、協業組合です。

奈良瓦センターさんのホームページはこちら

2008年6月11日

S寺様本堂の木工事が始まりました。

  いよいよS寺様本堂の木工事が始まりました。


現状の本堂屋根勾配は鉄筋コンクリート造で向拝軒先で野地勾配3寸、その他、本屋廻りの軒先勾配は3寸9分と非常にゆるくい。


雨の逆流による雨漏りが心配されました。
そこで各軒先勾配を上げるように施工を計画。

予定図面のように寄棟の本堂に振れ隅(平側本堂向拝側の引渡し勾配を現状5.6寸のところを6寸に
妻側の引渡し勾配を現状5.6寸のところを7寸にすると野隅が外側に1メートル程、振れ大棟が2メートル程長くなる)を採用し各軒先勾配を上げながら雄大な姿になるよう計画しました。


寄棟は単純な屋根の形に見えますが、いろいろな工夫で
屋根の形に少し変化をつけることができ
職人さんの腕の発揮しどころといえましょう。

 

 

 

 

図面1

 

 

 

 

 

 

 

図面の拡大

2008年5月10日

S福寺(袋井市)鬼瓦上げ

 

遅くなってしまったが、先日袋井市のS福寺さんの本堂の鬼瓦を上げた。鬼瓦は2枚目の写真のように、細かく分けて作られている。しかし2人で支えるのにかなり重たいので時間がかかる。今日も鬼瓦を据えるのに1日がかりだ。

 

 

 

 

  

鬼瓦、経の巻きと言う種類だ。写真のようにいくつかに分けて作られる。 理由はいくつかあり、まず 大きさの問題で、鬼瓦を鬼師の職人さんが造りあげるプロセスで、大きいと乾燥に時間がかかりひび割れなどをおこす可能性が非常に高いのだ。

あと大きいと窯に入らない事があったり、焼きむらがでたりします。この様な事を総合的に判断して現在 セパレートの鬼瓦(大棟)が社寺では主流である。

 

  

 

大きさが、焼いた時に微妙にずれてしまう為、ベビーサンダーで調整します。そして銅線とステンのボルトで固定します。銅線は特殊な樹脂でコーティーングしますので酸化を防いでくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2008年4月 7日

竹の丸 特注瓦の工業試験

先日掛川市の◆緑の精神回廊事業竹の丸修復整備工事で特注で作る瓦の一定の基準が必要な為奈良県の工業技術検センターで試験が行われた。

 

掛川市の竹の丸ホームページ

 

 

 

 

 

 試験機で瓦の強度を検査。

 

 

 

 

 

 上から加重し瓦の割れ強度がどの位か、数値で表される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 軒瓦のまだ焼いていない物。

 

 

 

  

 担当されている増田千次郎先生