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2・現在施工中

2009年6月13日

KC寺 未完成の美学(満つれば欠くる世の習い)

御世話になっておりました清水区にある海長寺さんの工事が静岡市清水区楠新田の株式会社 S工業社様を通しまして完了いたしました。現場の担当の監督さん、板金工事の職長さん 大変御世話になりました。ありがとうございました。特に現場監督さんには、リスクアセスメントの含んだKYや安全面で大変、気を使って頂き、休業4日以上の労働災害をゼロに目指している弊社としても、大変心強く、作業が潤滑に進み ました。ありがとうございました。

さて元請の株式会社 S工業社さんより通してS寺の住職様から、『工事を完成させないでほしい』とのお願いがあり、一瞬?と思いましたが、時間ががたつれて住職さんが仰った事は、京都のお寺や日光東照宮にもある、未完成の美学の事ではないのかときずきました。

未完成の美学とは、物体は完成するとそこから同時に崩壊が始まる、そこであえて未完成で置いておく、つまり、完成した瞬間から崩壊のプロセスが始まり、これを避けるためには、「完成しなければよい」と考え、 建築物に未完の部分を残すということがかなり昔から行われていました。これは思想なのですが、近年の物理学や、素粒子論での話でも確かに、完成してから1秒もすれば物体は崩壊してしまいます。 宇宙と建築、何かつながってるのでしょか・・・

例として日光東照宮魔除けの逆柱(陽明門)や 浄土宗 総本山である京都の知恩院は屋根の大棟に瓦が2枚残されています。それは、満つれば欠くる世の習い、この世はすべて無常であり、完成すればあとは壊れていくばかり。といった教えから来ているのではないかと思います。

そこでSC寺では板金職人さんが隅棟の上に板金を特殊加工し未完成部分をあえて作っていると聞いております。弊社の瓦工事では特に未完の部分を、といったオフォーはありませんでしたが、今回伝統建築を手掛けたS工業社の現場監督さんの適切な判断によって、見事板金工事において未完の部分がつくりあげられました。写真は後日アップしたいと思います。

海長寺さんに行ったら是非気にして屋根をご覧になってくださいね、

2009年3月13日

KC寺 大棟完成

御世話になっていた、KC寺さんの大棟が完成しました。清水区のS工業社さんには、大変御世話になりました。

監督さんも大変感じの良い方でさすが多くの物件を手掛けてこられた監督さんだなと実感しました。

この大棟は、板金屋根の棟の上に施工させて頂きました。

鬼瓦は海津鬼で鬼の中には、水戸黄門でもおなじみ徳川葵の紋を取り付けました。

棟の段数は8段鳥休みつきで、反りのし瓦を使い、築地(ついじ)の鳥居積み工法でとらさせていただきました。

鬼瓦も弊社職人手作りで、既製品をただ座らせるのではなく、原寸から勾配を拾っておりますので、鬼瓦足の部分は、屋根のカーブに合っています。

鬼には予め住職さんにお願いし、鬼瓦焼成前にヘラ書きしていただきました。御世話になった海長寺さんは、かなり歴史のあるお寺様で、天正時代には家康公が、武田家臣と戦いをおこし敗れ、海長寺〔当時は海上寺〕に駆け込み難を逃れた話が伝わっているくらいだ。

2009年2月 9日

H寺様 屋根替え工事 完成

2009年内に静岡市清水区村松にある本能寺様のH寺開創500年記念 平成大改修事業 本堂他屋根替え工事が完成いたしました。

 この下の図面のように『天平の甍』唐招提寺のような鴟尾をのせる設計・施工計画でこの事業はスタートしました。

燦然と輝く『平成の甍』を頭に描きながらの7ヶ月間の工事期間は悪天候・炎天下などさまざまな試練を受けながらも御住職さま・設計士さま・檀家さまのあたたかいご理解・ご協力・応援のおかげで何とか完成までこぎつけることが出来ました。

              奈良県 唐招提寺

この機会を与えていただいて、本当にありがとうございました。

私たちが携わらせていただいたこの本堂の屋根もこれから長い時間の試練を受けて生きます。

前回の瓦屋根は47年の試練を受けてきました。

願わくば、それ以上の年月を経ても堂々としていてほしいものです。

50年、100年たった時どうなっていますか、そのときのことを考えてやったつもりですが、どうなっていますか、見たい気がしま す。

2108年、H寺様の開創600年の時に鴟尾や鬼瓦祈願文・平瓦の裏側へのご祈願・祈念伝言・50年後への家族メッセージなど今回の屋根瓦に記していただいたものが、まだ屋根にのっていたなら「よくやった」と初めて安心できそうです。

私たちの仕事は時代に教えられ、時代に育てられ、時代に機会をあたえられ、その試練を受けて生きます。私たちで終わりではありません。

これからも長い長い年月が続きます。次の時代に伝えら れるような雨が漏らない・長持ちする・美しい形の屋根を残すためにできるだけのことをしていかなければなりません。

この時代に生かさせてもらっているのですから自分の出来る精一杯のことをするのが勤めだと思います。

このようなことを考えながら2009年をスタートしました。2009年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2008年11月25日

藤枝 金龍山 SG寺

藤枝市にあるSG寺さんの屋根工事が安全に終了しまた。

塚本工務店の皆様には大変御世話になりました。ありがとうございます。

解体工事から葺き替えまでかなり短 いような気がしたが、T本工務店の監督さんの段取りの鋭さ、安全への拘りに驚かされ、段取り良く進んだ現場だったと思う。

鬼瓦などの復元の特殊な工事もさせて頂き、藤枝市の伝統文化の継承を支える重要な監督さんと工務店さん出会え一緒に仕事が出来た事を従業員、職人一同、感動し、感謝ている。

屋根は淡路のいぶし瓦を今回使用した。

色の良い淡路のいぶし瓦、淡路瓦(あわじがわら)は、兵庫県の淡路島(旧 淡路国)で生産される粘土瓦のブランド。日本三大瓦(日本の瓦の三大産地)と呼ばれるものの一つに数えられている。南あわじ市を中心に、美しい銀色のサエが特徴のいぶし瓦(全国一の生産量)を主体に、釉薬瓦(陶器瓦)、無釉瓦、形状では和形やF形のほか多種類の形状のものが作られている

淡路瓦の歴史

日本への瓦製造技術の伝来(西暦588年)から10年程後に淡路島でも瓦が製造されたと思われる瓦窯跡が発見されている。 文献等に見られる淡路瓦の起源は、江戸初期、1613年(慶長18年)池田輝政の三男、忠雄のとき、現在の洲本市由良に由良成山城(ゆら、なるやまじょう)を普請した際、播磨から播州瓦の、清水理兵衛を招き、瓦を作らせたのが最初と言われている。その後、その弟子により、松帆・尾崎・阿万・釜口などで瓦の製造が始められ、10年程後の寛永年間に法華宗の援助で西淡町津井地区に伝わったと言われている。

2008年10月30日

珈楽庵(からくあん)の工事

珈楽庵(からくあん)さんの屋根の工事を 浜松市でさせて頂きました。軒先の瓦には珈琲の珈の文字が専用の紋がはいりました。

これは専用の金型で、淡路の昭和窯業さんが造られました。

軒瓦に紋が入ると、やはり建物にも風格が出ますね。

工事は工期の関係で社員総動員させていただきました。

ありがとうございました。

珈楽庵(からくあん)とは・・・

本物を追求する大人のためのカフェ、珈琲茶寮『珈楽庵(からくあん) 』。和洋の異なるテイストが見事にマッチした新しいスタイルの“ジャポニズムカフェ”です。蔵をモチーフとした外観は、どこか懐かしく趣ある雰囲気。大きく開放的な店内の窓からは、四季折々に移り変わる木々や花々、中庭にしつらえられた枯山水を臨むことができます。美しい庭園を眺めていると、街の喧騒や日々の慌しさなど忘れてしまいそう。

 

ゆったりと落着いた空間なかでいただくのは、和洋折衷こだわりメニュー。「万葉」「杜若」「山橘」などと名付けられたこだわりのコーヒーや、旬のデザートを贅沢に使用したスイーツ、和風仕立てのフードが季節ごとに揃います。色彩豊かなの美しいメニューは、おなかだけでなく目でも大満足!五感をフルに使ってじっくりと味わってみてください。

 

庭を眺めながら、ひとときのコーヒーブレイク。大人の贅沢とやすらぎ時間をぜひどうぞ。

 

UCCさんのホームページより